すっぽんと亀は同じカメ目の仲間です。
カメは曲頸亜目と潜頸亜目とに大きく2種に分けられます。
簡単に言うと、頭を甲羅の中に入れられるか、入れられないかで分けられています。
すっぽんも亀も甲羅の中に頭が入るので潜頸亜目の仲間となります。
この潜頸亜目の仲間はさらに11種類に分類されていて、ウミガメ上科やリクガメ上科と並んでスッポン上科が分類されています。
ミドリガメとしてペットショップでよく見かけるカメは潜頸亜目のヌマガメ科に分類されます。
さて、相違点を調べてみましょう。
体の特徴はよく似ていますが詳しく調べてみるとすっぽんはかなり個性的なカメだということが分かります。
1.甲羅。
亀の甲羅は背骨が変化したものでつまり骨です。
亀が身を守るために重要な役割を果たし、背中とお腹の甲羅の骨はつながっているのが特徴です。
甲羅には6角形の模様があります。
これはウロコが変化したもので、ウロコを組み合わせてどの方向の衝撃からも身を守れるようになっています。
一方すっぽんは柔らかいゼラチン質が甲羅の周囲2センチ位を覆っています。
なんと皮膚なのです。
しかも背中とお腹の骨がつながっていません。
2.足の指。
亀の前足は5本、後ろ足は4本の足の指がありますが、すっぽんの足の指は3本です。
3.生活パターン。
亀は昼間に活動し、日光にあたることを好みます。
これは甲羅を固くする為に必要なカルシウムをつくるためです。
すっぽんは夜型。
昼間は他の動物に見つからないように隠れて、食事も夜とります。
ほとんどが水中生活で、日光浴は短時間です。
4.性格。
亀は比較的大人しく、他の動物を攻撃する事はあまりありません。
「すっぽんは一度噛み付いたら離さない」というように、陸上でのすっぽんはとても攻撃的です。
しかも陸上では驚くほど早く走ります。
5.寿命。
亀は長寿の代表と言われます。
ダーウィンが発見しアメリカ大陸に連れて行った亀は175歳まで生きたと言われています。
すっぽんも100年と言われるので、どちらも長生きですね。
↓すっぽんの効果的な食べ方
http://spider8.jp/iroirona.html
↓国産のすっぽんを使ったサプリメント
http://www.takara-nn.jp/kokusann.html