蛇は見るのも触るのもイヤ!という方は多いでしょう。
牛や豚を食肉として食べるようになる前は、割と普段の食卓に蛇の肉があがっていたとも言われています。
蛇の毒は噛まれると死に至るものもありますが、食べてしまう分には毒素が胃で壊れるので大丈夫なのです。
一方で、「赤マムシ」といえば男性の精力増強の材料としてよく知られています。
興奮剤というイメージがありますが、すっぽんやうなぎと同じくらい珍重される漢方の材料http://richmodels.org/koukyuusyokuzai.htmlなのです。
マムシの食べ方としては、皮を剥いだのち、火であぶって焼いたり、スープにしたりします。
鶏肉のような淡白な味で、臭みはありません。
また、乾燥させて保存食に、焼酎につけてマムシ酒にすることもあります。
マムシ酒は1ヶ月の間餌を与えずに絶食させてから焼酎につけるのですが、1ヶ月の間何も食べてなくても元気に生きているので生命力が強いといわれています。
このマムシ酒は打ち身にも効果があるとされますが、科学的な根拠は不明です。
成分としては、タンパク質・アミノ酸・リン・ナトリウム・カルシウム・ミネラル・灰分・水分・脂質がバランスよく含まれています。
タンパク質を構成するアミノ酸のなかでも、タウリン・メチオニン・チロシン・グルタミン酸が血圧正常化の働きをするといわれています。
筋肉と内蔵に含まれるペプチドは、血行を良くする、血圧を下げる、心臓の正常化といった働きをしてくれます。
脂肪分はすっぽんと同じくリノール酸を多く含んでいるので、コレステロールを下げ、動脈硬化を防ぐ働きが期待できます。
その他マムシの効果の特徴は強壮効果と胃潰瘍の予防への効果があることです。
これらの実験は日本薬学会で報告されています。
マムシも高タンパクでアミノ酸、カルシウムが多く含まれる滋養強壮の優等生なのです。
鼈の食べ方はほとんどマムシと同じです。
高級料亭では1匹丸ごと鍋に入れて煮込む「すっぽん鍋」で食べられます。
漢方薬局などではマムシの様に乾燥して粉末にしたものも取り扱われていますが、希少性からスッポンの方が高価なようです。